お羊雑記 ‐哲学とIT‐

元哲学専攻のIT企業に勤めるうだつの上がらない営業の徒然なる日記

映画「ボヘミアン ラプソディ」から見る「孤独」

f:id:hutsujiyama0807:20181202000417j:plain

We are the champion!羊山です。

いやぁ、すごい話題ですよね。「ボヘミアン ラプソディ」

私もつい最近見てきました。

とても面白かったですよ。皆さんは見ましたか??

私はこの映画のテーマは「孤独」だと感じました。

フレディマーキュリーの「孤独」

フレディーマーキュリーという歴史に残るミュージシャンのドラマチックな人生に忍ぶ「孤独」がとても強調されていると感じました。

職場にも家庭にも居場所がない生活から悪く言えば音楽に逃げ、音楽を通じて仲間や恋人を得ることで「孤独」を払えたように序盤は描かれていました。

しかし、そんな順風満帆のように見える彼の人生でも孤独を払えたわけではなく、昔のような孤独な自分に戻ることを恐れながらも、自ら孤独に陥る選択をしてしまう描写が散見されました。

孤独を原動力に富と名声や友人、妻を得た後に孤独により全てを失うという展開に孤独に向き合うこと、打ち勝つことの難しさを再認識させられました。

f:id:hutsujiyama0807:20181202140316j:plain

ライブエイド

得たもの全てを失い、大病を患っていることも宣告されたフレディーマーキュリーが残った全てをかけて出演した「ライブエイド」はとても感動的でした。

私はこの映画を見るまでは「クイーン」の経歴や背景に明るくなくYoutubeに上がっている当時の「ライブエイド」の映像を見てかっこいいとしか思いませんでした。

しかし、彼のことを知ることでその映像が深みのあるものであることがわかり、涙が止まりませんでした。

内容とは離れますがフレディー役を演じるラミマレックの演技が圧巻で、20分に渡ってライブ全てをものすごいクオリティで再現している姿に役者魂を感じざるを得ませんでした。

演じているというかのりうつっているようにさえ見えました。

まとめ

やはり多くの方が足を運んで涙する作品であり、とても完成度が高く人気な理由がわかりました。

上述したように成功して栄光をつかみ誰もがうらやむような人間でさえも私たちと同じような孤独を抱え生きているということがわかりました。

本当の幸せとはどこにあるのでしょうか。