お羊雑記 ‐哲学とIT‐

元哲学専攻のIT企業に勤めるうだつの上がらない営業の徒然なる日記

AIとは何か? 元哲学専攻、現IT企業社員が考える 1

 どうも~おひつじやまです。

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 たいそうなタイトルですが、IT初心者がAIについて考えるだけの書き物です。

 早速ですがAIとは何でしょうか。とりあえず日本語訳すると人工知能です。人の手によって作られた人の思考能力といったところでしょうか。なんともSFチックな代物ですね。いつか人の天然知能を上回るというステレオタイプな物語から先行きが不安視されている印象ですが実際どうなんでしょう。

世間のイメージ

 私もつい最近までITとは全く関係ない世界にいたのですが、世間的なAIの認識はこうだと思います。Siriやアレクサ、アマゾンエコーなど話しかけると自分で考えて答えてくれるスピーカー。私もそんなイメージでした。ただ、ITの世界で少しだけ時間を過ごしてみると少し認識が変わって見えます。確かにAIスピーカーはAIを搭載しています。ただ、話を理解して答えるという一番AIっぽい部分に関しては、実はAIを使っていないんですよね。考えてもみると同じ質問をした際には同じ答えが返ってきますよね。そこがAIによって都度考えられているならそうはならないはずです。

現時点のAI

 私がITの世界に身を投じて分かったことは、AIとは人間が仕込んだプログラム以上のことをできるようプログラミングされたものだということです。基本的にどんな高性能なコンピュータも人間に組まれた処理以上のことはできません。決められたルールの中で圧倒的な量の情報を圧倒的に素早く処理ができるだけの存在です。しかし、昨今多くのものがインターネットにつながりビッグデータと呼ばれるような天文学的な量のデータが取れる時代になったので、その中の大量のデータを食べて自分をアップデートしていけるプログラムが現在のAIの定義なんだと知りました。要約すれば、大量のデータを利用して組まれたこと以上の処理が可能になるようプログラミングされたコンピュータというところでしょうか。

今回のまとめ

 なので最初に話したAIスピーカーも人間のように話すことが人工知能なのではなくて、本当は人間が発話した単語をため込み、それを解析して出力結果に還元する仕組みにAIが用いられているというところが誤解につながりやすい部分かなと思います。

 これも踏まえて次回は人工知能は人を超えるのか素人なりに考えていこうと思います。